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レーザーカッターを教育現場にどう活かすか ~第3回STEAM教育セミナー~

教育関係者を対象とした FDA主催による「STEAM教育セミナー」も今回で3回目。毎回参加希望者が増え、教育現場の皆さんのSTEAM教育とレーザーカッターに対する関心の高さがうかがえます。

8月8日(土)、秋葉原の makeblock社の会場にて、 午前の部はセミナーおよび「手描き」機能を使ったレーザーカッターのワークショップ、午後の部はPCのソフトを使った製作体験を実施。最後には教育現場での活用方法について参加者によるディスカッションが行われました。

講師はおなじみFDAアドバイザーおよび 文部科学省プログラミング教育アドバイザーでもある、情報通信総合研究所の平井聡一郎氏。日本と世界のSTEAM教育の現状や今後の展望についての講義を行いました。

今回の使用機材の「laser box」。午前中の講義終了後は、一番の特徴であるイラストや文字などの「手描き」をPCを使わずにコピー機のように手軽に彫刻やカットができる「スケッチカット」機能を使って、参加者にオリジナルバッジを作ってもらいました。
使い方の説明は、イラストレーターでFDA非常勤プロデュサーのU-suke。


午後は、(株)LDFスタッフの吉田圭汰氏による専用ソフトを使ったレーザーカッターの製作のワークショップ。laser boxのサイトにある世界中のユーザーが共有するデータをダウンロードできる「オンラインサンプル」機能を活用して、午前中に参加者がバッジのために描いた手描きのイラストを「PC台」のデータに取り込む作業を行いました。
(以下、バッジとPC台のイメージ)

実際の体験を終了後、平井先生を座長にして参加された教育関係者の皆さんからの感想や具体的な教育現場での活用法などについて活発な意見交換が行われました。(以下、簡単なまとめ)

・授業内で全員に作らせるとなると時間がかかるので、デザインだけを生徒たちが作ってカットする部分のデータは同じにするとか、作業の効率化は必要。

・技術の授業では「もの」をつくるということが主体だが、これに加えてオリジナルなデザインをあとから「もの」にくっつけるようなことがレーザーカッターでできるのではないか。

・技術の授業で棚を作ったりするときに、まず小さい模型サンプルを作ってみるなど、生徒が試行錯誤するときに活用できる。

・オリジナルをゼロから作るのは難しいので、基本となるものを手直しさせて自分の作品を作るのがよいのでは。

・絵を描くのは得意不得意があるからアイデアを実現するためにいろんなものを拾ってきてコラージュのように組み合わせて作るというのもありでは。

・いまやっている授業のスタイルだと難しい部分もあるのでスタイルそのものを変えることも必要では。

・レーザーのものづくりは、プラモデルのような男子の好むもののイメージでいたが、アクリル板とかを見るとキラキラしていてアクセサリーづくりが好きな女の子でも喜ぶのでは。市販の部品をくっつけるしかなかったのをレーザーカッターで自分の作りたい部品を作って、使える。

・子供たちがアイデアを出したものを作るとき、いままでは加工のスキルが必要だった。それをテクノロジーがカバーしてくれるのがいい。クリエイティブは大事だが、苦手なところを機械に任せることができる。

・図工では、レザーカッターを使ってる間の時間でも絵具をぬるなどの作業をして時間の節約できると思うので、活動が広がる。

・まだプログラミング教育との関係というのが難しいところもあるが、子供たちのツールとして魅力がある。

・美術と技術の時間を組み合わせたらどうか。技術の授業時間が少ないので。組み合わせて完成した作品を表面部分を美術で点数つけ、工作部分を技術で点数つけると、時間をうまく活用できる。

・すごく可能性がある。素材に関して木だけじゃなく紙だったりアクリルだったりいろんな発展性もあるし、一番大事なのはこういうことができるんだって子供たちが自分で学んで生かそうかというところまで考えるようにしてあげるのが我々の責任なのかなと。先も見据えていかないといけない。

・ある意味キャリア教育でもある。作品を文化祭など販売するところまで考え、マーケティングを考えたり、人の役に立つ商品を考えたりできる。

・授業を離れても活用できる、卒業記念に生徒への贈り物や、逆に生徒が学校へ残すものなどにも活用できる。

・学校内の木の名前のプレートにQRコードを入れて植物の説明のサイトへとぶようにしたり街の史跡などにもプレートをつけたりして地域とのつながりもできる。

次回のセミナー開催については未定ですが、コロナの状況もあるので、オンラインセミナーなども検討しています。

今後もFDAおよび(株)LDFのホームページ等でご案内していきます。

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