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やさしいレーザー講座 第35回

塗装真鍮

CO2レーザーの波長は、金属には吸収されないので、コーティングされていない真鍮基板はレーザーマーキングできません。コーティングされていないベアメタルマーキングの場合は、ファイバーマーキングシステムを使用します。CO2レーザーで真鍮をマーキングするには、特殊なコーティングを施した真鍮を使用しなければなりません。レーザーで塗料を除去し、真鍮基板を露出させます(レーザーで塗料を除去し、真鍮の色を出すということです)。

彫刻可能な真鍮には2つの基本的なタイプがありますが、両方共、基材そのものをレーザーマーキングできません。

  • ①これまでで最も人気のあるレーザー用真鍮は、真鍮でコーティングされたスチールです。まず、スチール基材を真鍮の薄い層でコーティングします。次に、真鍮を研磨し、ラッカーを真鍮に塗布します。最後に、ラッカーの上に塗装コーティングして仕上げます。真鍮でコーティングされたスチールをレーザーマーキングする場合、塗装部分だけをレーザーで除去し、ラッカーで保護した真鍮コーティングを露出させます。ラッカーは真鍮の酸化を防ぎ、鏡面を何年も維持させます。
  • ②一部のメーカーは、真鍮コーティングされたスチールではなく、固体真鍮である塗装真鍮も販売しています。ペイントされる前に真鍮を研磨すると鏡面になります。真鍮が研磨されていないと、レーザーマーキング後の二次研磨プロセスを必要とする鈍い、変色した真鍮になります。この素材をレーザーマーキングして販売できるだけの製品にするには時間を要するのであまりお勧めできません。
    注: レーザーマーキングする前に基材の種類がわからない場合は磁石で材料をテストすることができます。
    スチールに真鍮コーティングされている場合は容易にくっつきますが、固体真鍮は磁気ではないので、磁石は固体真鍮に付着しません。

塗装済み真鍮の加工法

  • 塗装済み真鍮はスピードを速くし、パワーを抑えたパラメータでマーキングします。塗装を除去するのにほとんどパワーを必要としません。強くパワーをかけすぎると塗装が溶融し、画像が歪んでしまいます。マーキング部分が太ってしまったり、気泡が出ている場合は、パワーのかけ過ぎと思われます。パワーを低くすると、きれいなシャープな画像になります。
  • 注: 真鍮コーティングされたペンを彫るときは注意してください。多くのペンは、CO2レーザーでは不得意な硬いエポキシで表面塗装を施しています。既に彫刻したことがあるペン、またはCO2レーザー彫刻用に特別に設計されたペンのみを使用してください。ファイバーレーザーを使用するとレーザー彫刻が可能なペンが多くありますが、これらのペンは通常、CO2レーザーでは彫刻できません。

  • 塗装済真鍮にはCO2レーザー彫刻が可能なものもあります。塗装を剥がして彫刻しても影が残っている場合は、彫刻した部分をアルコールやラッカーシンナーできれいにしてください。塗料によっては、影が見えなくなり、優れた彫刻結果が得られます。
  • 注: 青い塗装真鍮を彫刻するときは注意してください。青い塗料は、金属表面を貫通する非常に強い顔料が含まれていて、青色を完全に除去することは非常に困難です。再び、影を除去するためにはアルコールやラッカーシンナーを試してみてください。

警告: 塗装真鍮板を高出力、低スピードで彫刻やカットしようとしないでください。レーザー光が真鍮板で反射し、レーザー装置を損傷させたり、健康に障害を与えたりすることがあります

次回!→やさしいレーザー講座 第36回

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